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2024年5月12日日曜日

BMW i4 eDrive40 MSport 納車6ヶ月 正直な感想 前編

EVおでかけです。

BMW i4に乗って半年が経ちました。走行距離は5000kmです。
今回はBMW i4 eDrive40 MSport 納車6ヶ月 正直な感想 前編です。思いついた順に感想を述べていますので内容の順番はバラバラです。


リアサスペンションのエアサスについて

この車はフロントにエンジンがなく、重量バランスがリアだけかなり重いため、後ろだけエアサスペンションを採用しているとのことです。

高速道路の繋ぎ目でも振動を吸収してくれる

例えばこういう道路のつなぎ目とかでガタガタ行ったりするところで振動が伝わりにくく、段差でも衝撃を和らげてくれる感じです。柔らかすぎず硬ずすぎずちょうど良い感じかと思います。

タイヤもインチアップしないで標準の18インチのままなのでクッション性はいいです。総じて乗り心地は良いです。 


室内の静寂性について

エンジンの音は聞こえないけれど、日産リーフに乗っていると、車自体は騒音を出さず静かで当たり前という感じになっちゃっています。そうなってくると今度は外の音が気になります。隣を走っているトラックの音とかの方がうるさく感じます。 

トンネル内の反響音も日産リーフよりは遮断されています

トンネル内の反響音やロードノイズも日産リーフよりだいぶ遮断されています。 

車で人待ちしてる時に、座ってスマホを触ったりして静かにしていると、リーフの場合は外を歩いている人が話しながら通りすぎると、窓が開いているかと思うくらい会話がよく聞こえますが、BMW i4の場合は一つ遮るものがあるような程度に会話が聞こえますので、それだけ音を遮断できているということなのでしょう。

これからは、停車している車のすぐ近くで会話をする時はちょっと注意をした方がいいかもしれません。 


標準オーディオのサウンドについて

音質はかなりいいと思うのすが、基本的にラジオや音楽をかけながら運転をしないのでそんなにこだわりはないです。 

音質にこだわりがなければ標準スピーカーでも十分良い

ハーマンカードンのサラウンドサウンドシステムをつけてしまうと、ラゲッジスペース下にある収納スペースにウーハーが組み込まれ、隠せる収納スペースが減ってしまうのであえて付けるのをやめました。 

ラゲッジスペース下の隠せる収納スペース(かなり広い) 


ワンペダルの回生ブレーキについて

かなり良いのではないでしょうか。ワンペダルで完全停止するのがすごく良いです。リーフと比べると止まるのが若干遅い気がしますが、全然問題ないレベルです。 

ワンペダル走行ならブレーキをほとんど踏まなくて済みます

この動画のように道路が混んでいる時はストップ&ゴーが増えます。何度か停止と発進を繰り返していますが、この早送り動画の間はブレーキペダルを一度も踏んでいません。

通勤などで走り慣れている道であれば1時間に1度踏むか踏まないか程度です。旅先などの全く知らない道でもブレーキを踏むのは30分に1度程度で走れます。 

輸入車はブレーキダストでタイヤホイールが汚れがちなのですが、ワンペダル走行はフットブレーキをほぼ使わないのでブレーキダストが発生しにくくタイヤホイールが汚れにくいです。 

シフトレバーの操作でワンペダルのON/OFFが切り替えられます


また、ワンペダル走行にしたくない場合はBレンジに入れずにDレンジにするだけで選べるのが良いですね。

これがいいのはバックで駐車する時はワンペダル走行にしたくないのですが、それが簡単にできるからです。 

日産リーフに乗ったことがない方にはちょっと分かりにくいかもしれませんが、リーフの場合はバックする時もワンペダル走行のままになるので、一旦停止した状態からアクセルを踏んで加速してバック駐車することになります。

何かの拍子に危ない!と思っても緊急で停止するにはペダルをアクセルからブレーキに踏み替える必要があります。 

駐車の際に切り返す場合は、ブレーキを踏みながらシフトを変更する必要があるので、アクセルとブレーキを何度も踏み替えることになります。従って走行時はワンペダルなのにバック駐車時はツーペダルになるということです。

 i4の場合はリバースレンジで自動的にワンペダルはオフになり、踏んでいるブレーキペダルを緩めてクリープ現象で駐車することができます。 

バック時もワンペダルになっています


仮に切り返すために前進する場合でも、シフトはDレンジに入るのでワンペダルはオフのままになります。このシフト操作の際も踏んでいるのはブレーキペダルですので、常にブレーキだけで切り返しも完結できます。 

つまり駐車時も踏むペダルはブレーキに変わりますが、結果的にワンペダル操作が実現しています。この説明で伝わりますでしょうか?結構重要なポイントだと思っています。

リーフに5年乗っていますが、アクセルを踏むワンペダルでのバック駐車は未だに慣れないしちょっと苦手です。 


ヘッドライトのオートライトについて

元々ヘッドライトは早めにつける方なので、センサーの感度については特に気にならないのですが、停車時や特に駐車時にヘッドライトをオフにすることができないのは結構不便です。これはオートライトの義務化によるものなのですが、日本の場合停車時はヘッドライトを消すことができても良いそうで、BMWもそうして欲しいところですがどうやら消せないようです。 

訂正 ※ヘッドライトが消せない件ですが、スモールライトに切り替えることでヘッドライトを消すことができます。(Youtube動画へのコメントで教えていただきました)ただし、完全消灯はできないようです。 

i4のライトのスイッチはボタンですが、オフボタンを押しても無視されて全く機能しません。ブレーキを踏みながらスタートボタンを押した状態を走行スタンバイと言いますが、これはつまりガソリン車でいうエンジンがかかっている状態です。このライトのオフボタンは無効になる仕様のようです。 

走行スタンバイ(エンジンがかかっている状態)ではOFFボタンが無効になる


従って暗い時にヘッドライトを意図的に消すことはできなくなっています。夜間に車の中で作業していたり、車の設定変更などをしていたりする時などには、ヘッドライトがずっと点きっぱなしということです。

立体駐車場でヘッドライトが点灯したまま


特に困るのがショッピングモールなどの立体駐車場で、次の目的地へのナビの設定をしたり、エアコンをかけながら車で人を待ったり、休憩のため軽く仮眠を取ったりする場合でも、例えシフトがパーキングに入っていたとしてもヘッドライトは消せません。 

訂正 ※スモールライトボタンを押すことでヘッドライトを消して車幅灯のみにできます。

ちなみに、車を充電する時はまずスタートボタンを押して車の電源を落としますが、充電を開始すると自動的に電源が入ります。この時はいわゆるアクセサリーモードらしく、この状態ならオフボタンでヘッドライトを消すことができます。 

充電中はいわゆるアクセサリーモードなので全消灯できます



サンルーフについて

まずは開けてみたいと思います。空も見えていい感じです。開放感があって良いですね。 

サンルーフを全開にしたところ


最近特に電気自動車ではガラストップルーフも増えていて、ガラスが開かない車種もあるようですが、やはり開いた方が断然良いですね。

 軽く換気したい時は後方のガラスが少し持ち上がるチルトアップができ、大きく解放したい時は前方からガラスが全面開きます。この時前方にウィンドディフレクターが自動的に立ち上がるので室内に風を巻き込むことはほぼありません。 

自動で立ち上がるウインドディフレクター

もちろん電動シェードもついていますので、暑い時などは締めて日差しを遮ることができます。それほど高額なオプションではないので、サンルーフはつけて大正解でした。 


最小回転半径について

i4は最小回転半径が5.9mですが、これはベルファイアやアルファード、ランドクルーザー、キャラバンのスーパーロングと同じくらいです。

正直、小回り、特にバック駐車時の小回りは全然効かないです。リーフが5.4mと至って普通ですが、i4と比べるととても小回りが効く気がします。 

小回りが効かないため狭いスペースでのバック駐車が難しい

狭い駐車場では切り返すことがあったり、隣が大きい車だと諦めることもあります。この車だと駐車に手間取っていても、後続車に詰められることはあまりありません。


ステアリングヒーターについて

今朝は寒かったのですが、i4にはステアリングヒーターが付いていません。ハンドルを持つと少し冷たかったです。

ステアリングヒーターは無いがハンドルは冷たく感じにくい素材です


ただそれ以上にシートが冷たかったので、そちらに驚きました。シートはヴァーネスカレザーという柔らかいレザーですが、それがキンキンに冷えていて、しばらくお尻を浮かせていました。 

冷えたヴァーネスカレザーですがシートヒーターがあるのですぐ温まります

ハンドルの冷たさにはすぐに慣れました。ハンドルが太いからか、皮が分厚いのか、中のスポンジが分厚いのか、あまり冷たくならない感じがします。まあ、ステアリングヒーターがあったらより良かったなとは思います。 


ドアについて

運転席に座っている状態で助手席の人が降りてドアを閉めた時に、結構な音量でドアがバーンと閉まる音がします。おそらくドアが重いためだと思います。

自分が降りる時に普通に閉めてもドンと閉まるので、ドアの重みを利用して閉める感じで十分です。軽自動車のドアのように閉めると、中の人が驚きます。 

重いドア


また、i4のドアはサッシュレスで、ドアの開け閉めの際に自動的に数mmガラスが下がります。密閉度が下がるので、ドアが勢いよく閉まりがちです。そのため、ドアを閉めた時の音は高級車に期待するような良い音ではない気がします。 

ドアの開閉時に自動でガラスが数ミリ下がります


デザインについて

横や後方から眺めると非常に美しく、絵に描いたようなデザインで大変気に入っています。

横や後方からのデザインは美しい


問題はフロントグリルです。初めてウェブサイトでこのフロントグリルのデザインを見た時に、「これだけはないな」と思っていました。しかし、i4という魅力的なバッテリーEVが出るという情報。ディーラーで現物を見た時も、グリルが不要な電気自動車のi4の方が真っ黒で目立っていました。 

フロントグリル


それでも購入し、ほぼ毎日見ているうちに完全に慣れました。できることならM3ではだいぶカッコよくなっていますので、M3のデザインにして欲しかったです。 

i4はクーペの美しさと4ドアの実用性を兼ねたグランクーペとほぼ同じデザイン


逆に言うと、そこ以外はパーフェクトなデザインだと思っています。内装も落ち着いていて、大人の車だなと感じます。 


ナビについて

夜間に馴染みのない国道を走行中、ナビが200m先の分岐を左へ誘導しています。 



分岐が見えてきました。左に入ります。どうやら側道のようです。ナビに従い信号を直進します。他の車はみんな左右に曲がっていきます。

側道に入り他車は全て右左折。直進するのは自車のみ。嫌な予感しかしません。

嫌な予感しかしません。ナビは黙んまりですが、右に合流するしか道がありません。結局元の国道に戻りました。 

BMWの日本語版ナビはアルパインが作っているらしいのですが、精度がイマイチです。10年ほど前にアルパインのナビを使ったことがありますが、精度があまり変わっていない気がします。意味不明な迂回をしたり、不必要に細い道でショートカットしたりすることがあります。 

音声案内が遅い 高速道路の分岐では間に合わない

あと音声案内が遅いです。特に高速道路では、事前にマップを見て分岐に気づいていないと音声案内だけでは間に合わないことがあります。 

地図自体の解像度は大変良く、画面もぬるぬる動いて反応も良いです。

解像度が高く、タッチ操作への反応も素早い

しかし、Googleマップなどの検索に慣れてしまうと、目的地検索が全然ヒットしません。

一般的なナビレベルだと思いますが、充電スポットの検索に問題があります。急速充電だけに絞った検索ができず、充電速度の表示もありません。より高速な90kW充電などを探すことができません。この点ではスマホのアプリが優秀なので、そちらを使うことになります。



VICSの渋滞情報も見にくいです。渋滞情報を取得しているのか、それともまだ取得できていないのかが分かりづらいです。 

注釈 ※その後、地図データアップデートを行なった際に、同時にナビも修正され、VICSの渋滞情報はかなり見やすくなりました。

一方、ETC2.0の機能は非常に詳しく、事故情報やサービスエリアの混雑情報などを案内してくれます。

「名古屋南インターから東海ジャンクション間で3km渋滞しています。8時5分頃に発生した事故の影響で、豊川インターから新東名ジャンクション間で2km渋滞しています。休憩施設の混雑情報です。新東名上りの新東名ジャンクションまでは、小型車は混雑していますが大型車は空いています。」 

ETC2.0はナビが案内していないエリアの情報までアナウンスするので戸惑う


ナビと連動していないため、ナビの案内よりも先の道路情報を何度も教えてくれるのが少し邪魔ではあります。 


音声コマンドについて

i4はナビの操作だけでなく音声コマンドで車のコントロールができますが、走行中はナビの操作ができないので、目的地を検索登録する時に仕方なく使っています。



普段の操作で音声コマンドがうまく使えた試しがありません。リストにはあるのに機能しないコマンドがたくさんあります。

国によるのか車種によるのか分かりませんが、例えば全ての窓を一斉に開けることはできますが、サンルーフを開けることはできません。

 一昔前の車の音声コマンドは決まり文句に一致していないと認識されませんでしたが、i4の場合は色々な言い回しでも認識されるようになっています。最初は楽しくて色々やってみましたが、今は面倒なので使っていません。唯一使っているのはナビの目的地設定で「自宅へ帰る」くらいです。


オートワイパーについて

ワイパーは常にオート設定で良いです。ワイパーが動き始める感度や雨の量に合わせたスピード調整は、自分が行おうと思う前に自動で判断して動くので、全く気になりません。非常によくできています。 

もちろんオートの感度調整も可能です


問題はi4にはリアワイパーがないことです。デジタルインナーミラーをつけているので余計にそう感じますが、仮につけていなかったとしても雨が降ると後方視界はかなり悪くなります。クーペスタイルなので不要という話もありますが、個人的にはワイパーが欲しいです。 


ヘッドアップディスプレイについて

使用頻度は非常に高く、ほぼヘッドアップディスプレイしか見ていません。 

写真に映りにくいので見にくいですが、実際にはかなり綺麗で見やすいです


同じような情報が目の前の液晶パネルにも表示されていますが、どちらにも表示されているのであればヘッドアップディスプレイで見ています。それほど使用頻度が高いので、i4の場合は全車標準装備ですが、仮にオプションだったとしても付けることをお勧めします。 映像的にも邪魔になることはありません。

夜間は自動で減光されます。 

夜間でも視界の邪魔にならず見やすい


モードの切り替えはありますが、簡潔にいろんな情報がまとまっているので、すぐ下の液晶パネルを見るのは、曲がる交差点が近づいた時にナビの地図で距離を確認する時くらいです。(音声案内のタイミングがあまり当てにならないので、曲がるのがこの交差点なのか次の信号なのかを液晶の地図で確認することがあります) 

またシートと連動して表示する高さの調整や回転角度の調整ができるのが良いです。なぜだか高さの設定がリセットされる時がちょいちょいありますが。 

注釈 ※後日のアップデートで直ったようです。今はしっかり設定が残ります。


以上、i4の感想前編でした。続きは後編までお待ちください。 
また、ご質問がある方はお気軽にコメント欄にお書きください。

 今日はここまで。 これからEVでおでかけです。ちょっとそこまで。

2024年5月3日金曜日

電気自動車 BMW i4 eDrive40 MSportを選んだ理由

 EVおでかけです。


今回は、電気自動車の2台目をBMW i4にした理由をお話しします。いわゆる個人の感想となります。温かい目でご覧いただけましたら嬉しいです。




日産リーフ ZE1


これまで長い間日産リーフに乗ってきて、電気自動車の良し悪しを体感してきました。俗にいう40リーフ、2017年発売の2代目リーフ ZE1です。その上で次の車も電気自動車か、せめてプラグインハイブリッドから選びたいと思っていました。


サービスエリアで150kWの急速充電スポットで充電中


さて、そもそもなぜ日産リーフを購入したのかですが、電気自動車のリーフで1泊2日の長時間試乗ができると知り、お借りしたところ、その自分の意志に機敏に反応する加速性に魅了されました。もはや他の車は考えられないという感じで購入に至りました。



2台同時充電になると分け分けしちゃうので90kWに落ちます


それから5年が経ち、リーフは残したまま増車の検討を始めました。

ところが、一番期待していた日産アリアがどうやらワンペダルではないとの噂。試乗車もなかなか世に出てこないため確認ができません。




ホンダ Honda e


とりあえずホンダに行ってホンダeに試乗してみました。ワンペダルで完全停止することと、最小回転半径が4.3mととてつもなく取り回しが良いのに驚きました。


仕様通りの充電速度になることは稀です

ただ残念なことにバッテリー容量が35.5kWhしかなく、航続距離がカタログ値のWLTCモードで259kmしか走れません。これではリーフの40kWhのカタログ値322kmよりも少ないです。それなのに、価格が495万円とリーフよりもかなり高いため見送りとなりました。




スバル SOLTERRA


次にスバルのソルテラです。アイサイトという最強の武器を持つスバルの唯一の弱点は燃費が悪すぎること。

最新のセーフティセンスはかなり良くなっているようです

電気自動車ならそれは関係なくなり、スバル車最強伝説の始まりかと一瞬歓喜しましたが、なんとソルテラにはアイサイトが搭載されず、ADAS(先進運転支援システム)では最も出遅れているトヨタセーフティセンスを搭載とのこと。またタイヤが脱輪するというトラブルで受注停止にもなってしまい、次の車に期待、という感じで見送りになりました。




シトロエン EC4


こうなってくると国産車は厳しいとなり、輸入車を検討し始めることになります。輸入車で最初に試乗した電気自動車はシトロエンのEC4です。
電気自動車とシトロエンの乗り心地は相性が良い

EC4はPHCプログレッシブハイドロオリンピッククッションというマジックカーペットのような乗り心地を謳っており、期待して試乗しましたが、ダメでした。

最初の信号を左折した瞬間に「気持ち悪い、なんだこれ」となり、試乗コースの半分も回らないうちに「これはないな」と独り言を言っていました。どうやら道を曲がった時のロールが私にはダメなようです。

これがフィットして大変気に入る方もいらっしゃるようなので、ぜひ試乗して体感してみることをお勧めします。なお、ワンペダルで完全停止はしませんでしたし、そういうモードもないようです。




volvo C40


次に検討したのはボルボのC40です。100台限定のサブスクリプションの抽選にはハズレてしまいました。

ペットボトルをリサイクルしました!みたいな内装が残念

試乗した結論から言いますと、ワンペダルの加減速や完全停止、運転支援の良さはかなり良く、運転しやすい車だなと思いました。多分、感覚がリーフに似ているのだと思います。それからAndroid Autoを使うまでもなく、最初からGoogleが組み込まれていることと、安全性に関するADASには定評があること。

ボルボC40は最後まで迷った1台です。ただ、内装は安っぽく感じます。デザインのせいなのか、素材のせいなのかは分かりませんが。




BMW i4


そしていよいよBMW i4です。これまで国産車しか乗ったことがないので、高級輸入車ディーラーに行くのは不安満載でしたが、とりあえずカタログだけでももらいに行こうと思って伺いました。ところが今BMWってカタログ作ってないのです。申し訳なさそうにQRコードとPDFをプリントアウトしたような資料を渡されました。

BMWディーラーの充電設備も24時間365日開放するべき

そして試乗車の空きを調べていただき、日を改めて数時間試乗しました。

まずドアハンドルの形状がとても掴みにくい。初見だと必ず空振りすると思います。試乗中に何度か掴み損ねました。あと、アクセルの踏み込みに注意しないと急発進、ブレーキを優しく踏まないと急停止になりやすかったです。実はこのドアハンドルの形状と急発進、急停止ですが、納車された車では改良されたようで、すっかり直っていました。

それ以外はちょっと車体が大きいですが、運転もしやすく、乗り心地も良いのでなかなか気に入りました。シフトのBモードを使うことでワンペダルでの完全停止もします。




Audi Q4-etron


アウディですが、Q4 eトロンはまだ試乗車がなかったのと、ワンペダルで完全停止はしないという情報がありましたので見送りました。

Sportbackならデザインはかなり良いと思います





テスラ Model Y


最後に電気自動車のど本命、テスラです。試乗したのはModel Yです。乗ってみたところ非常によくできた車でした。

テスラはあちこちで私の趣味に合わないだけで良い車です

ワンペダルの完全停止もアクセルの感覚もバッチリです。車体の大きさを忘れるほど運転はしやすかったです。ただ、Model Yでは大きすぎて駐車の際に困ることが多そうです。かといってModel 3では自転車などの大きな荷物が乗せられません。

シンプルな内装とタッチパネルで全てコントロールするのにはいつか慣れるかもしれませんが、ブラインドスポットモニターがないこと、HUD(ヘッドアップディスプレイ)がないので、いわゆるセンターメーター表示のみになることなど、内装に車っぽさがないことがダメで見送りとなりました。

また、価格の変動が激しいので買うタイミングが難しい。いや、ネットでいつでも買えてしまうので逆に簡単すぎるのかも。つまり、テスラの革新性に私がついていけていないと言えますね。





日産 アリア


ここでやっと日産アリアの試乗車に乗ることができました。デザインも悪くなく、内装も素晴らしく、プロパイロット2.0も優秀な車です。

早期に予約していたのでワンペダル対応だったら買っていたかも

ただ、ワンペダルでは完全停止しないので、必ずブレーキを踏むことになるのですが、揺れます。この揺れはe-4ORCEで直ったとの噂も聞きますが、そもそもアリアは受注停止が続いていて注文できないです。




これでボルボC40とBMW i4の2車種に絞られました。

最終的に決めた理由は、毎日の足として使っているリーフと違って、旅行などの長距離用の車になるため、

  1. 満充電での航続距離がより長いこと
  2. 高速走行時の燃費が良いこと
  3. 高速道路での運転支援の出来が良いこと
  4. ワンペダルで完全停止すること
  5. 車メーカーとしての確固たる実績があること

この5つを総合的に判断した結果BMWのi4を買いました。今はとても満足しています。


今日はここまで。

これからEVでおでかけです。ちょっとそこまで。