電気自動車 BMW i4 eDrive40 MSportを選んだ理由

 EVおでかけです。


今回は、電気自動車の2台目をBMW i4にした理由をお話しします。いわゆる個人の感想となります。温かい目でご覧いただけましたら嬉しいです。




日産リーフ ZE1


これまで長い間日産リーフに乗ってきて、電気自動車の良し悪しを体感してきました。俗にいう40リーフ、2017年発売の2代目リーフ ZE1です。その上で次の車も電気自動車か、せめてプラグインハイブリッドから選びたいと思っていました。


サービスエリアで150kWの急速充電スポットで充電中


さて、そもそもなぜ日産リーフを購入したのかですが、電気自動車のリーフで1泊2日の長時間試乗ができると知り、お借りしたところ、その自分の意志に機敏に反応する加速性に魅了されました。もはや他の車は考えられないという感じで購入に至りました。



2台同時充電になると分け分けしちゃうので90kWに落ちます


それから5年が経ち、リーフは残したまま増車の検討を始めました。

ところが、一番期待していた日産アリアがどうやらワンペダルではないとの噂。試乗車もなかなか世に出てこないため確認ができません。




ホンダ Honda e


とりあえずホンダに行ってホンダeに試乗してみました。ワンペダルで完全停止することと、最小回転半径が4.3mととてつもなく取り回しが良いのに驚きました。


仕様通りの充電速度になることは稀です

ただ残念なことにバッテリー容量が35.5kWhしかなく、航続距離がカタログ値のWLTCモードで259kmしか走れません。これではリーフの40kWhのカタログ値322kmよりも少ないです。それなのに、価格が495万円とリーフよりもかなり高いため見送りとなりました。




スバル SOLTERRA


次にスバルのソルテラです。アイサイトという最強の武器を持つスバルの唯一の弱点は燃費が悪すぎること。

最新のセーフティセンスはかなり良くなっているようです

電気自動車ならそれは関係なくなり、スバル車最強伝説の始まりかと一瞬歓喜しましたが、なんとソルテラにはアイサイトが搭載されず、ADAS(先進運転支援システム)では最も出遅れているトヨタセーフティセンスを搭載とのこと。またタイヤが脱輪するというトラブルで受注停止にもなってしまい、次の車に期待、という感じで見送りになりました。




シトロエン EC4


こうなってくると国産車は厳しいとなり、輸入車を検討し始めることになります。輸入車で最初に試乗した電気自動車はシトロエンのEC4です。
電気自動車とシトロエンの乗り心地は相性が良い

EC4はPHCプログレッシブハイドロオリンピッククッションというマジックカーペットのような乗り心地を謳っており、期待して試乗しましたが、ダメでした。

最初の信号を左折した瞬間に「気持ち悪い、なんだこれ」となり、試乗コースの半分も回らないうちに「これはないな」と独り言を言っていました。どうやら道を曲がった時のロールが私にはダメなようです。

これがフィットして大変気に入る方もいらっしゃるようなので、ぜひ試乗して体感してみることをお勧めします。なお、ワンペダルで完全停止はしませんでしたし、そういうモードもないようです。




volvo C40


次に検討したのはボルボのC40です。100台限定のサブスクリプションの抽選にはハズレてしまいました。

ペットボトルをリサイクルしました!みたいな内装が残念

試乗した結論から言いますと、ワンペダルの加減速や完全停止、運転支援の良さはかなり良く、運転しやすい車だなと思いました。多分、感覚がリーフに似ているのだと思います。それからAndroid Autoを使うまでもなく、最初からGoogleが組み込まれていることと、安全性に関するADASには定評があること。

ボルボC40は最後まで迷った1台です。ただ、内装は安っぽく感じます。デザインのせいなのか、素材のせいなのかは分かりませんが。




BMW i4


そしていよいよBMW i4です。これまで国産車しか乗ったことがないので、高級輸入車ディーラーに行くのは不安満載でしたが、とりあえずカタログだけでももらいに行こうと思って伺いました。ところが今BMWってカタログ作ってないのです。申し訳なさそうにQRコードとPDFをプリントアウトしたような資料を渡されました。

BMWディーラーの充電設備も24時間365日開放するべき

そして試乗車の空きを調べていただき、日を改めて数時間試乗しました。

まずドアハンドルの形状がとても掴みにくい。初見だと必ず空振りすると思います。試乗中に何度か掴み損ねました。あと、アクセルの踏み込みに注意しないと急発進、ブレーキを優しく踏まないと急停止になりやすかったです。実はこのドアハンドルの形状と急発進、急停止ですが、納車された車では改良されたようで、すっかり直っていました。

それ以外はちょっと車体が大きいですが、運転もしやすく、乗り心地も良いのでなかなか気に入りました。シフトのBモードを使うことでワンペダルでの完全停止もします。




Audi Q4-etron


アウディですが、Q4 eトロンはまだ試乗車がなかったのと、ワンペダルで完全停止はしないという情報がありましたので見送りました。

Sportbackならデザインはかなり良いと思います





テスラ Model Y


最後に電気自動車のど本命、テスラです。試乗したのはModel Yです。乗ってみたところ非常によくできた車でした。

テスラはあちこちで私の趣味に合わないだけで良い車です

ワンペダルの完全停止もアクセルの感覚もバッチリです。車体の大きさを忘れるほど運転はしやすかったです。ただ、Model Yでは大きすぎて駐車の際に困ることが多そうです。かといってModel 3では自転車などの大きな荷物が乗せられません。

シンプルな内装とタッチパネルで全てコントロールするのにはいつか慣れるかもしれませんが、ブラインドスポットモニターがないこと、HUD(ヘッドアップディスプレイ)がないので、いわゆるセンターメーター表示のみになることなど、内装に車っぽさがないことがダメで見送りとなりました。

また、価格の変動が激しいので買うタイミングが難しい。いや、ネットでいつでも買えてしまうので逆に簡単すぎるのかも。つまり、テスラの革新性に私がついていけていないと言えますね。





日産 アリア


ここでやっと日産アリアの試乗車に乗ることができました。デザインも悪くなく、内装も素晴らしく、プロパイロット2.0も優秀な車です。

早期に予約していたのでワンペダル対応だったら買っていたかも

ただ、ワンペダルでは完全停止しないので、必ずブレーキを踏むことになるのですが、揺れます。この揺れはe-4ORCEで直ったとの噂も聞きますが、そもそもアリアは受注停止が続いていて注文できないです。




これでボルボC40とBMW i4の2車種に絞られました。

最終的に決めた理由は、毎日の足として使っているリーフと違って、旅行などの長距離用の車になるため、

  1. 満充電での航続距離がより長いこと
  2. 高速走行時の燃費が良いこと
  3. 高速道路での運転支援の出来が良いこと
  4. ワンペダルで完全停止すること
  5. 車メーカーとしての確固たる実績があること

この5つを総合的に判断した結果BMWのi4を買いました。今はとても満足しています。


今日はここまで。

これからEVでおでかけです。ちょっとそこまで。




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